【初心者向け】C言語でHello, World!を表示させる方法を解説

C言語

Hello, World!とは

プログラミングにおける伝統的な最初のテストメッセージの一つです。

新しい言語や環境でプログラミングを始める際に、その言語や環境が正しく動作するかを確認するために使われることが一般的です。

C言語の創始者の一人であるデニス・リッチー(Dennis Ritchie)が自身の書いたC言語の本の例として、”Hello, World!”プログラムを使用してたのが起源らしいです。

C言語でHello, World!を表示させる方法

まずはサンプルコードを載せました。

#include <stdio.h>
int main() {
    printf("Hello, World!\n");
    return 0;
}

円マーク(¥)とバックスラッシュ(\)は、同じコード(Unicode表記でU+005c)のため、フォントによって異なる文字として出力されます。

C言語の拡張子は”.c”になります。
デスクトップ上にフォルダを作成してVSCode上で開きmain.cのファイルを作成します。

今回の場合はフォルダー名(c)、ファイル名(main.c)

VSCodeのインストール方法について:

コードの解説

 1、#include <stdio.h>:

  • <stdio.h>は、標準ライブラリ(標準入出力のための)ヘッダーファイルであり、printf関数を使用するために必要です

 2、int main() { … }:

  • main関数はプログラムのスタート地点であり、プログラムが実行されるときに最初に呼び出されます。
  • intmain関数が返す値の型を指定し、この場合は整数型(intger)です。
  • ()内には引数がないことを示します。

 3、printf("Hello, World!\n");:

  • printf 関数は、指定された書式に従って文字列を出力するために使用されます。
  • "Hello, World!\n" は、出力する文字列を示しています。

\n は改行(newline)を表し、メッセージの最後に新しい行を追加します。

 4、return 0;:

  • return ステートメントは、main 関数の終了とプログラムの終了を示します。
  • 0 は通常、プログラムが正常に終了したことを示す標準的な終了コードです。

このプログラムを実行すると、標準出力に “Hello, World!” というメッセージが表示されます。そして、プログラムは正常に終了し、終了コード 0 を返し終了します。

実行させよう

ターミナルを開いてコードを書きます。

まずは自分が書いたmain.cのファイルの場所までいきます。

cd Desktop/c

※cd:change directory(フォルダ=ディレクトリ)

次にC言語のプログラムを実行するには、人間が書いたC言語のコードを機械語に変換する必要があります。この変換作業を「コンパイル(Compile)」と呼びます。

gcc -o main main.c

このコマンドは、C言語のソースコードファイル main.c をコンパイルして実行可能ファイルを生成するためのものです。

  • gcc: これはC言語のプログラムをコンパイルするためのコマンドです。
  • -o main: これは、コンパイルされるプログラムの名前を指定するオプションです。
    -oは「output」の略で、生成される実行可能ファイルの名前(ここでは:main)を指定します。
  • main.c: これはコンパイルされるC言語のソースコードファイルの名前です。

gcc -o main main.cというコマンドは、main.cのソースコードをコンパイルし、生成される実行可能ファイルの名前をmainに指定するものです。

以上がC言語でHello, World!を表示させる方法でした。

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